指上げ足（浮き指）の特徴とチェック法

親指を甲の方へ反らせた時に９０度以上反ってしまう人は浮き指です。
指全体が必要以上に反りすぎるのは、足指が柔らかい訳ではなく悪い歩き方をしているからであり、これが浮き指（指上げ足）状態です。

首は常に頭を支えています。頭の重さは５ｋｇ前後といわれています。
その首が休まるのは寝た状態になった時だけです。
首は３６０度回転できる関節のため、足裏の不安定を脊椎の最上部にある首が最も補いやすく、また歪みも起こりやすいのです。
更に重心の踵への片寄りは両方の足で左右差があるため首が歪んでしまいます。
外反母趾や浮き指による足裏の不安定は免震機能が著しく低下してしまい歩く度に地面からの衝撃やねじれを受けてしまうのです。
外反母趾の施術は霜鳥整体院
歩く一歩、二歩はたいした衝撃ではないかもしれませんが、一日に何千歩、何万歩ともなれば踵に受ける地面からの衝撃は相当なものになってしまいます。
これが歪みのある首に伝わり首に異常が起こるために、首の凝りや肩凝り、また頭痛やめまいといった自律神経失調状態、椎間板ヘルニア等の原因にもなっていると思われます。

それは男性に比べて女性の方が筋力が弱く、関節も浅いという肉体的特長があるからです。女性は筋力が弱いため、足指の踏ん張る力も弱く外反母趾や浮き指になりやすいのです。
その結果、足裏が歪み体にも歪み、ねじれといった症状が起きてしまいます。
では何故、女性の方が筋力が弱く関節も浅いのでしょうか。それは女性には出産という役割があるからです。
筋力が弱く、関節も浅いということが出産を安全に行える必要な条件なのです。女性の方が男性に比べて重力の負担に負けてしまいやすく足裏の異常や体の歪みも起こりやすいといえます。

外反母趾、浮き指（指上げ足）の症状の方にはテーピングを行ない足裏のバランスを整えます。
テーピングによって足裏のアーチが再生され指が前に伸びて自然と指が開きます。すると親指の中心、指の付け根、踵の中心、この３点で体を支えて歩くことが出来てきます。